24・25話 スティングレイロード:Stingray lordstingray:エイ・・・G3−Xのかませエイ(^-^;;;) | |
・ポタモトリゴン・ククルス:Potamotrygon cucullus | |
白っぽい方です。 ポタモトリゴン:Potamotrygon ・・・語源は不明(現地語か?)ですが、南米アマゾン川流域にこういう属名を持つエイ(淡水エイ)がいます。観賞魚として輸入もされています。 ↓ここからしばらくは少々疲れると思いますので読み飛ばした方が良いかも知れません。↓ 調べた資料により、分類が、脊椎動物門 軟骨魚綱 エイ目 ミリオバティス亜目 ポタモトリゴン科(Potamotrygonidae)というものと、トビエイ亜目 アカエイ科、古いものではガンギエイ亜目というものもありました。(更に調べたらヒラタエイ科というものまであり、もう何がなにやら・・・)ミリオバティス亜目=トビエイ亜目(Myliobatoidei)だと思います。エイ目は4亜目(ノコギリエイ亜目/シビレエイ亜目/ガンギエイ亜目/トビエイ亜目)で、トビエイ亜目には6科(ウスエイ科/ムツエラエイ科/アカエイ科/ヒラタエイ科/ツバクロエイ科/トビエイ科)22属約161種が存在します。学名で最初に来るものは属名ですし、Potamotrygon 何たらとなっている以上は、アカエイ科ポタモトリゴン属だと思うのですが・・・この辺はもっと調べてみたいと思います。 ↑ここまで↑ 一般にイメージするエイは◇-のような体型ですが、ポタモトリゴン属(科?)のエイは○-こんな体型です。 結構有名らしいので、魚好きの方にはピンと来るネーミングだったのではないでしょうか?アカエイなどのように、なまじ一般的なエイの学名を流用しない辺り、スタッフの遊び心が生んだネーミングなのでしょうね。 (我々の感覚でいくと、デメキン・***とか、ランチュウ・***のようなものか?(^-^;;;) 飼育は難しい上に、毒針を持ち、刺されるととんでもなく痛い、かなり上級者向けの魚らしいですが、それだけにはまると病みつきになるようです。水底の状況に合わせ、カレイのように体色を変化(カモフラージュ)させることができる種もあるとのことです。60年代末にこの属の日本への輸入が開始されたようですが、その当時の呼称は「アマゾン淡水エイ」でした。現在でもこの方が通りがよいかも知れません。70年代初めの資料では、「アマゾンタンスイエイ(Amazon Freshwater Stingray)」(そのまんま・・・(^-^;)として紹介されています。 ククルス:cucullus 1.上衣. 2.頭巾. 「頭巾のエイ」ですね。 所持する剣「憤怒の杵(しょ)」の刃にはノコギリ状の牙が生えていますが、これはノコギリエイの吻部がモデルでしょう。餌の魚を殺傷したり、海底を掘って餌を探したりする際に用いられるようです。 高所から床を通り抜け犠牲者を地面に墜落させる殺害方法は、何がモチーフなのか不明です。 実際のエイも水底の砂や泥にもぐって体を隠すことがありますが、このことでしょうか?前述のカモフラージュ能力と併用すれば、おそらく水底から突如出現したり消失したりするように見えるでしょう。 | |
・ポタモトリゴン・カッシス:Potamotrygon cassis | |
黒っぽい方です。 カッシス:cassis 金属製のかぶと,鉄かぶと. 「カブトエイ」ですね。(いいのか?) モチーフは、トビエイというよりはオニイトマキエイ(マンタ)のようです。(トビエイには、オニイトマキエイのような、頭部のヒレ状の出っ張りはありません) テレ朝公式サイトでは、「飛びエイに似た超越生命体」と紹介されていました。確かに「トビエイ」というエイはいますが、調べたところでは、「飛エイ」の字を当てている資料と、海中をゆらゆら泳ぐ様を鳥のトビ(鳶,とんび)に見立てて「鳶エイ」の字を当てている資料の2種類がありました。オニイトマキエイもトビエイも体表の寄生虫を落とすため、海面上にジャンプすることがあります。しかし、トビエイがはたしてトビウオのように飛行するのかは調査中です。あんな体型では飛行(滑空)に必要なだけのスピードは出せないと思いますが・・・。 エイには、毒針を持つものあり、電気を出すものありと、通常我々がイメージする魚類とは大きく異なる姿態とも相まって、怪人のモチーフとしてなかなかの強者がそろっています。 | |
関連した生物の学名は ・アマゾン淡水エイ(商品名?):Potamotrygon histrix ・ポタモトリゴン モトロ(オレンジスポット淡水エイ):Potamotrygon motoro ・ポルカドット スティングレイ:Potamotrygon leopoldi ・トビエイ:Holorhinus tobijei ・・・学名でも「とびいぇい」なんですね ・オニイトマキエイ:Manta birostris ・アカエイ:Dasyatis akajei ・・・これも「あかいぇい」なんですね ・オオノコギリエイ(仮称):Pristis pectinata |