日常生活の中のグロンギ語


 その多くは殺伐としたグロンギ達の会話ですが、中には日常生活で使用できるやりとりも存在します。以下に、作品中に使用された会話(少々アレンジを加えたものもあります)を記してみます。口が慣れたら、おいおい自分で変換したものも使用してみましょう。

 ベ・エルガ・レ(蛙男)さん、貴重なご助言、ありがとうございました。m(_ _)m

<朝>
 「ガガパ・ボセザバ」
 [あさは これだな]
 「朝はこれだな」

 目覚めの一杯(ブラックコーヒーでもストレートティーでもトマトジュースでも味噌汁でも青汁でも可)を
 飲みながら、満足げに呟きましょう。この時、「バァ゛〜゛〜゛〜゛〜゛ッ゛」と
 悦に入ったような息をもらすとより充実感が増します
 一日の始まりは余裕を持って迎えたいものですね
 (でも30過ぎたらあまり胃に負担のかかるものは控えましょうね)

<挨拶>
 「チョグギパ・ゾグザ?」
 [ちょうしは どうだ?]
 「調子はどうだ?」

 「ジュン・チョグザ」
 [じゅん ちょうだ]
 「順調だ」

 グロンギ語には珍しく(^-^;)相手の感情を害しない、まともなやりとりですね

<職場>
 「ゼビスンバ?」
 [できるのか?]
 「出来るのか?」

 「サブショグザ」
 [らくしょうだ]
 「楽勝だ」

 仕事はさっさと済ませましょう(書いてて痛いです)

<昼>
 「レギパ・・・レギパ・ギヅ?」
 [めしは・・・めしは いつ?]
 「飯は・・・飯は、いつ?」

 「ゴン・ボドダパ・ガギゴン・ギゴドゾ・グラゲデ・バサギゲ」
 [その ことばは さいごの しごとを すませて からいえ]
 「その言葉は最後の仕事を済ませてから言え」

 昼食時間まであとわずか、しかし目の前の仕事がなかなか終わらない
 そんなカリカリした雰囲気の職場にうるおいがうまれます

<待ち合わせ>
 「ラ・ザバ?」
 [ま だか?]
 「まだか?」

 「ザジャブ・ボギ」
 [はや く こい]
 「早く来い」

 「ギ・ゴゲ・ゴセゾ・ゾジバン・パバギ・ゾ」
 [い そげ それほ どじかん はない ぞ]
 「急げ、それ程時間は無いぞ」

 「グサルバサ・ガギヅグゴゴギボ・ゾグサレ」
 [うらむなら あいつがおそいの をうらめ]
 「恨むなら、あいつが遅いのを恨め」

        〜到着〜

 「ゴゴ・ギゾ」
 [おそ いぞ]
 「遅いぞ」

 「ギラガ・サバビゾ・ギビビダ?」
 [いまさ らなにを しにきた?]
 「今更何をしに来た?」

 集合時間に遅れた!気まずい雰囲気の相手も、これで一気に緊張がほぐれ
 あなたの株も上がることでしょう
 自分が遅れてしまった場合でも、こんな暖かい言葉で迎えてくれる仲間の気遣いに
 涙腺が弛みっぱなしなことうけあいです

<お別れ>
 「ラダバ」
 「またな」

 「ゴラゲド・パラダ・ガギダ・ギ・ロボザ」
 [おまえと はまた あいた い ものだ]
 「お前とはまた会いたいものだ」

 今生の別れではないので、この辺が妥当でしょう。
 まさか「ギブ・グギギ」や「ドゾレザ」を使うわけにはいきませんね。

<食事>
 「ブサグ・グギギ」
 [くらう がいい]
 「食らうがいい」

 「ラズゴ・グザグ・ゴセグブ・デデジャス」
 [まずそ うだが おれがく ってや る]
 「不味そうだが俺が食ってやる」

 言う相手を間違えると血の雨が降ることになりますのでお気をつけて

<入浴>
 一日の疲れはぬるめのお湯にゆっくりつかって癒しましょう
 百まで数える?バギングバギングパパンド・バギングドググド・パパンまでですよ

<晩酌>
 「ガベザガベザ・ガベザ〜ッ!」
 [さけださけだ さけだ〜っ!]
 「酒だ酒だ、酒だ〜っ!」

 ワインでバヅーを気取るも、ブラッディマリーでゴオマを気取るもご自由に(ほどほどにね)

<就寝>
 「ベルスグギギ」
 [ねむるがいい]
 「眠るがいい」

 ぐっすりお休みなさい



他には・・・

<質問>
 「ゾグザ?」
 「どうだ?」

 「バンザ・ボセパ?」
 [なんだ これは?]
 「何だこれは?」

 「バンザ・ゴラゲパ?」
 [なんだ おまえは?]
 「何だお前は?」

 「バ・ビバジョ・グバ?」
 [な にかよ  うか?]
 「何か用か?」

 「バビン・ボドザ?」
 [なにの ことだ?]
 「何の事だ?」

<返答>
 「ゴグザ」
 「そうだ」(是)

 「ヂバグ」
 [ちがう]
 「違う」(否)
 「ギギジョグ」
 [いいよ う]
 「良いよう」

<称讃>
 「ババババ・ジャスバ」
 [なかなか や るな]
 「なかなかやるな」

 「ガグガ・ザバ」
 [さすが・だな]
 「流石だな」

 「ジョブジャ・ダダ」
 [よ くや  った]
 「良くやった」

 「ビビギ・ダダ」
 [きにい った]
 「気に入った」

 なかなか他人を褒めることがないグロンギですが、やはりポジティブな会話は必要でしょう

<謝罪>
 「ジュスギ・デブセ」
 [ゆ るし てくれ]
 「許してくれ」

 時には謝ることも必要です。しかしグロンギ流の謝罪は、「悪かった」とか「ごめんなさい」のように、自分の非を認めるというものでは無いようですね(^-^;)

<口答え(^-^;)>
 「ゴセグゾ・グギダ?」
 [それがど うした?]
 「それがどうした?」

 「So what?」最強の一言ですね。

ここに挙げた例は、くれぐれも洒落の解る相手のみに使用して下さいね。
人間関係にヒビが入っても責任は持てませんので・・・

実際の所は、変換表、変換ソフト等で日本語をグロンギ語に変換すれば良いのですが、敬語が存在しない(らしい)、時に倒置が見られる、女性なら語尾に「レ」を付ける(必ずではない)、男性なら語尾を重ねる(必ずではない)等、微妙なニュアンスの違いが見られます。その辺りは、おいおい慣れていきましょう。

最後に、会話に詰まった時、全てを解決する必殺の一言を紹介してこの項を閉じさせていただきます

 「ここではリントの言葉で話せ!」




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