警察の公式発表と怪人名

 警察は、当初、報道管制を敷いて未確認生命体の存在を隠していた。しかし第5号(ヒョウ種怪人ズ・メビオ・ダ)並びに第4号(クウガ)が都内で活動するに至り、公式にその存在を発表した。警察の発表は、あくまで未確認生命体第○○号だが、怪人達は当然名前を持っている。

・未確認生命体第0号
 クワガタ種怪人ン・ダグバ・ゼバ
  「究極の闇をもたらす者」グロンギで一番強い
  3クールも後半になって、ようやっと表だった活動(整理=力のないグロンギの粛正)を始めた
  人間体は火遊び好きで無邪気な「白い服の男」というか少年
  *公式資料ではダグバの項に「クワガタ種怪人」の文字はないが、クワガタ=スタッグビートルであり、
   ガドル(第46号)の台詞「ブパガダゾボソグンパ、ボン、ゴセザ」の「ブパガダ」はダグバを指したものとの
   見方が有力なので、「クワガタ種怪人」として恐らくは間違いないであろう
  
・未確認生命体第1号
 クモ種怪人ズ・グムン・バ
  最初に闘うのはやはり蜘蛛男。巣からバンジージャンプしたときの糸はやっぱり尻から出していたのだろうか?

・未確認生命体第2号
 クウガグローイングフォーム(白)
  後に警察にも、白い4号であると認知さる

・未確認生命体第3号
 コウモリ種怪人ズ・ゴオマ・グ(人間体はB−2号)
  二番手はやっぱり蝙蝠男。いじめられっ子、バラのタトゥの女の下僕、使いっ走り、哀愁漂う懲りない男
  耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・な境遇が、多くの人々の共感(?)を呼んだ
  乳首ピアス愛用者その1。ゴマに非ず。ゴマです。ガドル閣下に褒められた。良かったね!
  ダグバに「みすみす殺されない」ため精一杯やった。バラ姐さんのコメントは無し・・・合掌

・未確認生命体第4号
 クウガマイティ(赤)・ドラゴン(青)・ペガサス(緑)・タイタン(紫)各フォーム
  通称「4号」みんなの笑顔のために頑張る僕等のヒーロー
  かけ声は「うぉりゃあ〜っっっ!!!」流石は「戦士」(お粗末 m(_ _)m )

・未確認生命体第5号
 ヒョウ種怪人ズ・メビオ・ダ
  パ○サ○ク○ー、怖い、ガリマ怪人体もこんな感じだったらねぇ・・・

・未確認生命体第6号
 バッタ種怪人ズ・バヅー・バ
  「脅威のジャンパー」マフラーなびかせるバッタ男、バイクには乗らない。バーに非ず。バーです

・未確認生命体第7〜13号
  1体は警察に、残りはクウガに倒されたことになっている

・未確認生命体第14号
 ハチ種怪人メ・バヂス・バ
  自分の失敗の責任をゴオマになすりつけた奴。羽音は蜂というより蚊である。バスに非ず。バスです

・未確認生命体第15〜20号
  クウガに倒されたことになっている

・未確認生命体第21号
 イカ種怪人メ・ギイガ・ギ
  「白銀の殺戮者」人間体のファッションセンスはよくわからない。とんがり帽子のギイガ

・未確認生命体第22号
 サイ種怪人ズ・ザイン・ダ(人間体はB−4号)
  「ズ」のリーダー格、怪人体より人間体の方が強そう(あの格好でリングに上がって下さい)
  (自宅近所で人間体が暴れた夢を見ましたがとっても怖かったです(T-T)
  リング上でライガーがグ語で挑発してきたそうで・・・
  ディーゼル車でアイドリングをしていると「止めに」来るエコロジカルな奴

・未確認生命体第23号
 ピラニア種怪人メ・ビラン・ギ(人間体はB−5号)
  ガリマの腰巾着、ザインと仲悪し、乳首ピアス愛用者その2

・未確認生命体第24号
 ヤドカリ種怪人メ・ギャリド・ギ
  「悪魔の背中を持つ男」人間体は「ジ○ジ○の奇妙な冒険」の敵ス○ンド使いと言われても違和感がない

・未確認生命体第25号
 トラ種怪人メ・ガドラ・ダ
  「傷の数だけ強くなる」強いんだけれど総集編のあおりを食って1話で死亡

・未確認生命体第26号A
 キノコ種怪人メ・ギノガ・デ
  以前の僕はまさに貧弱な男の見本だった。今ではこんなに逞しく・・・「おいでよ、君たち、ボソゴうぜ!」(ヂバグ)
  人間体の方が怖い。唇をなでるのも人を指さすのも小指、おぞぞっ  クローンの変異体は第26号B

・未確認生命体第27〜30号
  クウガに倒されたらしい

・未確認生命体第31号(人間体はB−3号)
 カメレオン種怪人ズ・ガルメ・レ改めメ・ガルメ・レ
  「舌から生まれた」世渡り上手、ゴ・ガルメ・レにはなれず、毎週毎週クウガとタカユキ君の蹴りを食らい・・・合掌

・未確認生命体第32〜35号
  クウガに倒されたらしい

・未確認生命体第36号(人間体はB−6号)
 カマキリ種怪人メ・ガリマ・バ
  「メ」のリーダー格、カマキリのお姉さん(妄想)怪人体はちょっと・・・だった、ゴ・ガリマ・バにはなれず、合掌

・未確認生命体第37号
 フクロウ種怪人ゴ・ブウロ・グ
  悪の変身○者嵐、結局、人間体の”背中の謎のぱたぱた”は何だったのだろう?読書家
  児童向け雑誌のあの紹介記事で、誰が3クール2週の命と予測したであろう?合掌

・未確認生命体第38号
 ウミヘビ種怪人ゴ・ベミウ・ギ
  「死のコンダクター」湘南編に期待!・・・と思っていたらプールだった。ゴ○ス星人。サービスショット満載
  EP.27唯1話にして、グロンギ人気ランキングを塗り替えた。水着(&チャイナドレス)は偉大だ
  テレ朝公式サイト、グロンギ怪人のキャストプロフィール、たいていは「えっ!?この人があの役を!?」
  という画像が多いが、この人の場合は・・・(以下自粛)

・未確認生命体第39号
 カメ種怪人ゴ・ガメゴ・レ
  悪のミュータントタートル(?)、人間体と怪人体のギャップには楽しませていただきました
  「運の悪い奴だ」発言、律儀にライジングマイティキックを受ける等々、殺人さえしなければ実はいいやつだったりして・・・
  ・・・と思っていたら亀男から牛男に転生、正義の味方に!!!

・未確認生命体第40号
 イノシシ種怪人ゴ・ジイノ・ダ
  「当たって砕く」最強怪人。あっという間にクウガに倒された。意外に格好良い声である。
  テレ朝公式サイトでも正式に付番された。めでたしめでたし

・未確認生命体第41号
 バッタ種怪人ゴ・バダー・バ
  「脅威のライダー」赤いマフラーなびかせて邪悪なバイク「バギブソン」を駆り変身ポーズを披露するアフロのバッタ男
  バヅー(双子の弟)について何か言ってくれても良かったような気もするが、何も触れないあたりが彼らしいと言えばらしい
  バダーキックは予告編のみの幻・・・合掌

・未確認生命体第42号
 ヤマアラシ種怪人ゴ・ジャラジ・ダ
  悪のメガロマン。悪の怪獣酋長ジェ○ニモン(これまで二十数年間ずっと酋長怪獣だと思っていた(^-^;)
  ・・・あ、こっちは元々悪いか(^-^;;;) 「逆鱗に触れる」を地でいく最期であった

・未確認生命体第43号
 サソリ種怪人ゴ・ザザル・バ
  「なめると溶かす」蠍座のコギャル、「あぁかのぉじゅ〜ろくぅ」「ど〜でもい〜けどぉ〜」・・・脱力
  何となく、彼女に殺される場合、別の意味で浮かばれない気がする
  怪人体の方が悪役(ヒール)に徹していた

・未確認生命体第44号
 サメ種怪人ゴ・ジャーザ・ギ(人間体はB−10号)
  眼鏡のお姉さん、怪人体がビランみたいじゃなくて、まあ良かった
  知的、上品、極悪、非道。超変身する
  もうちょっとゲゲルが先(せめてバベルの後)だったらねえ・・・

・未確認生命体第45号
 バッファロー種怪人ゴ・バベル・ダ(人間体はB−12号)
  バンダナの男、超変身する
  間違いなくこれまで(0号除き45号まで)で最強だがストーリー進行のあおりを食って1話Aパートで爆死。合掌

・未確認生命体第46号
 カブトムシ種怪人ゴ・ガドル・バ(人間体はB−11号)
  「破壊のカリスマ」閣下(^-^;)悪のスト○ンガー・・・と書いていたら本当に電気を使ってしまった
  「ジョブジャ、ダダ(良くやった)」の一言で全国1000万ゴオマファンの心を掴んだ
  よりによって変身スーツCMではガルメの後任・・・「ゴ」最強にも関わらず毎週へっぽこな姿に合掌

・未確認生命体第47号
 コンドル種怪人ラ・ドルド・グ(人間体はB−9号)
  コンドル男、ゲーム監視人。命が惜しかったら、見かけたら可及的速やかに逃げよう
  この人の場合、キャストプロフィールの方が怖い
  後輩の活躍を見守る大先輩(間違いではない)
  下手するとガドルより強いかも知れないのだが・・・合掌


 他に

・未確認生命体B−1号
 バラ種怪人(?)ラ・バルバ・デ
 「ゴオマ君のこと、どう思っているんですか?」 「奴隷だね」
 最終回EDテロップでようやっと本名が判明
  「バラのタトゥの女」血の気の多いプレイヤー&お馬鹿な下僕に苦労するゲームの管理人さん
  怪人体のデザインが難航したそうだが、ビ○ランテみたいだったら泣く
  そう考えると怪人体が出なくて幸せだったかも・・・
  第0号じゃなくて良かった
  実はいい人・・・だったらいいなあ
  最近歌手デビューした(^-^;)
  ・・・どこかでひっそり生きています、よね?

・未確認生命体B−14号
 サンショウウオ種怪人ヌ・ザジオ・レ
  いや、テレ朝公式サイトの怪人紹介でサムネイルにアイコンを当てると「サンショウウオ男」と表示されるもので・・・
  アイテム担当の職人さん。おやぢ。マッドエンジニア。榎田さんと意気投合・・・は絶対しないだろう
  ゴオマを惜しむような発言等、いい味を出していた
  結局怪人体は出ず、サンショウウオ男のまま。職人一代。最後の作品はダグバのバックル。合掌




 彼らのネーミングは、「A・BBB・C」のようになっている。

 Aは所属する集団名(1人しか確認できないものもあるので、称号、階級といった方が良いかも知れない)で、現在のところ「ベ」、「ズ」、「メ」、「ゴ」、「ヌ」、「ラ」、「ン」が確認されている。ゲゲル達成とともに「ベ」<「ズ」<「メ」<「ゴ」<「ン」の順に昇格する。もっとも、「ズ」は、ガルメが「メ」に昇格、残るゴオマ含む全員がダグバに整理された(らしい)ので、壊滅したものと思われる(EP.39)。「メ」もEP.24のガリマの最期をもって消滅、「ゴ」もEP.46のガドルの最期をもって消滅した。彼等は皆、上昇志向が強く、格上げのチャンスを狙っている。「ヌ」は現在のところ明らかな者はザジオしか登場していないが、武器・アイテム担当職人のようである。東映公式サイトによると、「ラ」は「殺人ゲームを楽しむことから身を引き、ゲームの審判役を務めるようになっている人々」、「ン」は「最強プレイヤーであることを意味する」とのことである(そうすると、バルバのフルネームは「ラ・バルバ・デ」で良いはずなのだが、何故か公式資料では未だに「バラのタトゥの女」のままである)。なお、裏設定で、ズ集団の下位集団として「ベ」という集団が存在していたが、EP.38のジャーザの台詞「どうせ、ズやベの奴らは、すぐにダグバに殺されるでしょう」により、公式にその存在が確認された。
 (*某雑誌(立ち読みなので誌名は失念してしまった)のインタビューで、高寺プロデューサーの「ズ集団の下位にベ集団が存在する。ちなみに"ベ"は、"しもべ"の"べ"」という旨の発言があった。この時は冗談のようだったが・・・さらに、「ベ集団の下位に、ミ集団というものもある」という旨の発言もあった)

 BBBは、それぞれの怪人の持つ能力の元となる動植物からとられる。彼らの間では、この部分のみで呼ばれることが多い。

 Cは、ベースとなる動植物の属性を示す。節足動物・・・バ(東映公式サイトによると、Bugの頭文字)、(陸上の)哺乳類・・・ダ、水生生物・・・ギ、飛行生物・・・グ、爬虫類・両生類・・・レ、植物・菌類・・・デのようになる(なお、「ン・ダグバ・ゼバ」の「ゼバ」は「特別なバ」とのこと)。属性は、現在の動植物の分類には当てはまらない部分が見られる。例えば、水生生物には、魚もクジラもタコ、イカもヤドカリもウミウシも含まれる。ウミヘビ種怪人は、ベースになっているのが魚類のウミヘビ(ダイナンウミヘビ等。細長いウツボか、口が尖って牙が生えたアナゴをイメージしていただきたい。無毒だが歯が鋭いので咬まれると酷い怪我をするそうな。夜釣りで釣れることも多いそうなので関東以南の方は注意)か、爬虫類のウミヘビ(エラブウミヘビ、セグロウミヘビ等。有毒)か番組中では不明なので、水中にすむ爬虫類が、レなのかギなのかは解らない。一般的なイメージでウミヘビというと爬虫類なので、恐らく水中にすむ爬虫類・両生類もギであると推測されるが、ウミガメ種怪人やワニ種怪人、アナコンダ種怪人、ホライモリ(*)種怪人等が登場しないことには断定できない。
 (*ヨーロッパの地下水中に棲む。目が退化したウーパールーパーを想像していただきたい。鰓呼吸で一生水中で過ごす。なお、1980年代に一世を風靡したウーパールーパーは、メキシコのある種のサンショウウオが成熟しないまま(本来は幼生の段階で露出している鰓が成熟するにしたがい消失、肺呼吸メインに切り替わる)生殖可能になった個体であって、ウーパールーパーという種があるわけではない。百科辞典等で調べる時は、「ウーパールーパー」で捜してもおそらく載っていない。「アホロートル」で調べよう。因みに、ヌ・ザジオ・はテレ朝公式サイトではサンショウウオ男ということになっているが、どのサンショウウオをベースにしたのかは解らない。タトゥを見る限り、鰓をもったサンショウウオのようだが・・・)
 (*電撃特撮通信Vol.3の、高寺プロデューサーの写真で、ウミヘビ種怪人のデザイン画が確認できる。番組では装飾品に隠れて見えない上腕部のタトゥが描かれている。毒蛇の開いた口のように見えるので、おそらく爬虫類のウミヘビなのだろう)

 なお、「てれびくんデラックス愛蔵版 仮面ライダークウガ超全集<上巻>(小学館・2000年6月10日初版発行)」には、番組中に未出の第7〜13,15〜20号の、「同<下巻>(小学館・2000年12月1日初版発行)」には、同じく未出の第27〜30,32〜35号の名前とタトゥ一覧、活動時期も掲載されている。資料としての価値も高いのでお勧め。(別に私は小学館の回し者ではない)

 テレ朝公式サイトにも同様の怪人リストが公開されているが、タトゥ一覧、活動時期は載っていない。


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