日本語とグロンギ語の対応は、ほぼ母音はそのままで、子音のみが異なっている

日本語−グロンギ語の変換

 ひらがな:日本語 カタカナ:グロンギ語

  あ い う え お
  ガ ギ グ ゲ ゴ







  か き く け こ   が ぎ ぐ げ ご   きゃ きゅ きょ   ぎゃ ぎゅ ぎょ
  バ ビ ブ ベ ボ

  ガ ギ グ ゲ ゴ

  キャ キュ キョ

  ギャ ギュ ギョ

  さ し す せ そ   ざ じ ず ぜ ぞ   しゃ しゅ しょ   じゃ じゅ じょ
  ガ ギ グ ゲ ゴ

  ザ ジ ズ ゼ ゾ

  シャ シュ ショ

  ジャ ジュ ジョ

  た ち つ て と   だ ぢ づ で ど   ちゃ ちゅ ちょ   ぢゃ ぢゅ ぢょ
  ダ ヂ ヅ デ ド

  ザ ジ ズ ゼ ゾ

  チャ チュ チョ

  ヂャ ヂュ ヂョ

  な に ぬ ね の   にゃ にゅ にょ
  バ ビ ブ ベ ボ



  ニャ ニュ ニョ



  は ひ ふ へ ほ   ば び ぶ べ ぼ   ひゃ ひゅ ひょ   びゃ びゅ びょ
  ザ ジ ズ ゼ ゾ

  ダ ヂ ヅ デ ド

  ヒャ ヒュ ヒョ

  ビャ ビュ ビョ

  ま み む め も   ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ   みゃ みゅ みょ   ぴゃ ぴゅ ぴょ
  ラ リ ル レ ロ

  マ ミ ム メ モ

  ミャ ミュ ミョ

  ピャ ピュ ピョ

  や   ゆ   よ
  ジャ  ジュ  ジョ







  ら り る れ ろ   りゃ りゅ りょ
  サ シ ス セ ソ



  リャ リュ リョ



  わ ゐ   ゑ を
  パ ?   ? ゾ







  ん 〜が  〜は  〜の
  ン








〜グ  〜パ(*) 〜ン

(以上3つは助詞としての対応)


少々くどいかとも思いますが、やはりこちらもUPさせていただきます m(_ _)m

グロンギ語−日本語の変換

 カタカナ:グロンギ語 ひらがな:日本語

  ガ ギ グ ゲ ゴ
  あ い う え お
  が ぎ ぐ げ ご
  さ し す せ そ
      〜が
     (助詞)

  キャ キュ キョ
  きゃ きゅ きょ





  ギャ ギュ ギョ
  ぎゃ ぎゅ ぎょ





  サ シ ス セ ソ
  ら り る れ ろ





  ザ ジ ズ ゼ ゾ
  ざ じ ず ぜ ぞ
  だ ぢ づ で ど
  は ひ ふ へ ほ
          〜を
          (助詞)

  シャ シュ ショ
  しゃ しゅ しょ





  ジャ ジュ ジョ
  じゃ じゅ じょ
  や  ゆ  よ




  ダ ヂ ヅ デ ド
  た ち つ て と
  ば び ぶ べ ぼ

  チャ チュ チョ
  ちゃ ちゅ ちょ


  ヂャ ヂュ ヂョ
  ぢゃ ぢゅ ぢょ


  ニャ ニュ ニョ
  にゃ にゅ にょ

  バ ビ ブ ベ ボ
  か き く け こ
  な に ぬ ね の

  ヒャ ヒュ ヒョ
  ひゃ ひゅ ひょ


  ビャ ビュ ビョ
  びゃ びゅ びょ


  マ ミ ム メ モ
  ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ

  ミャ ミュ ミョ
  みゃ みゅ みょ

  ピャ ピュ ピョ
  ぴゃ ぴゅ ぴょ

  ラ リ ル レ ロ
  ま み む め も

  リャ リュ リョ
  りゃ りゅ りょ

  パ(*)      ン
  わ       ん
  〜は      〜の
  (助詞)     (助詞)



(*) 公式文書では助詞の「〜は」=「〜パ」として扱われているが、「〜は」=「〜バ」と聞こえる場合の方が多いように思われる。演技上、特に男性怪人(顕著なのはゴオマ=3号、ギャリド=24号等)の場合、押しつぶしたような(いかにも怪しそうな、悪党そうな)発声になるので、「〜バ」と聞こえるのであろう。試みにゴオマの(下手な)声帯模写をしつつ「パ」と発声しようとしてみたが、無理であった(「バ」としか聞こえなかった)。また、同様にザイン(22号)の「パパン(わーん=1)」は「ババン」と聞こえる(EP.11)。ギャリド(24号)に至っては、台詞全てに濁点がついて聞こえる。
 助詞の「〜へ」については未出なので「え」として扱って「〜ゲ」となるのか、そのまま「へ」として扱って「ゼ」となるのか、それとも全く別な変換となるのか不明である。今のところ「〜ビ」(〜に)で間に合っているので、今後も「〜へ」は登場しないかも知れない。


以下の例の説明では、 A = A' , B = B' , C = C' の対応とする。
(白字:日本語 赤字:グロンギ語


長音符号「ー」はその前の音を重ねる ・・・ ABー = A'B'B'
  ぷれいやー(プレイヤー)   じゃんぱー(ジャンパー)   ぼーど(ボード)
  ムセギジャジャ   ジャンママ   ドド


促音「っ」はその後の音を重ねる ・・・ AっB = A'B'B'
  やってやる   たたかった(闘った)   いっきに(一気に)
  ジャデデジャス   ダダバダダ   ビビ


拗音「ゃゅょ」は前の子音を含めてそのまま ・・・ AC = C'
  きょういの(脅威の)   ちょうしが(調子が)   じゅちょうだ(順調だ)
  キョグギン   チョグギグ   ジュチョグザ
 *なお、「ぁぃぅぇぉ」は拗音ではない(外来音表記)ので、この法則には準じない


対応に多少例外あり
  ちう(違う)   のていどか(その程度か)
     ンデギゾバ
 *定着してしまったもの、その回限りで以降登場しないもの等あるが、
  これらの初出は、明かに誤りと思われるものを除き、1クール前半に集中している


エ段が撥音「ん」になることあり(音便?話数が2桁になってからは見られない)
  いためつた(痛めつけた)(EP.3ゴオマ=3号)   たたきつて(叩きつけて)(EP.6バヅー=6号)
  ギダレヅ   ダダビヅ
 *他にも、促音便、ウ音便に相当すると思われる対応も存在するらしい(未だ断定はできない)


固有名詞はそのまま
 クウガ リント グロンギ 他、地名、怪人名等


良く出てくる言い回し、単語
 ゴセ:俺  ゴセパ〜:俺は〜  ゴラゲ:お前  ビガラ:貴様  ジャヅ:奴  〜ダヂ:〜達
 ボソグ:殺す  ゾンデギゾバ:その程度か  ギブグギギ:死ぬがいい  ドゾレザ:とどめだ  ギベ:死ね
 ギボヂヂソギギダバ:命拾いしたな (この辺は、1クール連続2話の、前編終わりまたは後編冒頭あたりでよく使われた)
 リント:人間・リント  リントゾロ:人間ども・リントども  ビゴギ:におい
 〜ジャス:〜やる  〜ギデジャス:〜してやる  バンザボセパ:何だこれは
 ゲゲル:ゲーム  ゲリザギバスゲゲル:セミファイナルゲーム  ザギバスゲゲル:ファイナルゲーム
 ムセギジャジャ:プレイヤー  バギング〜:ナインが〜(犠牲者数に関連した話題の場合が多い)
 〜ザ:〜だ  〜ザバ:〜だな  〜ビン:〜人  ゴラゲグ〜ビンレザ:お前が〜人目だ  〜バギ:〜ない
 ジバン:時間  ギギジョグ:いいよう(良いよう・・・ザジオのみ使用)    
 ザジレス:始める  ゴパシ:終わり  ガギゴ:最後  ゲギシ:整理  ヂバサ:力


外来音表記にあたる「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」については未だ確定できない。
 「とぅー(2)」は「ドググ」、「ふぉー(4)」は「ズゴゴ」なので、「ふぁ」は「ズガ」となりそうなものだが、「ふぁーすとぷれいやー(ファーストプレイヤー)」は、「ズガガムドムセギジャジャ」ではなく「バグドムセギジャジャ」(ブァブァグド〜かも知れない)であった。(EP.5EP.6バヅー=6号)
 更に「ふぁいなる」=「ギバス」であった。(EP.21ガルメ=31号他)
 これは脚本をグロンギ語訳する人の解釈の違いなのであろうか?


*「ギバス」の初出はEP.21のガルメの台詞であるが、この時は「ゲリ、ズァギバスゲゲル」と聞こえた。この解釈を巡り、「ゲザギバス(またはズァギバス)」=「セミファイナル」派と、「ゲザギバス」=「盛大なる」派とに分かれNET上で論争(ケンカではない(^-^;)になったのは記憶に新しい(「リ」と「ギ」は非常に聞き誤りやすい)。双方決め手を欠いたまま続いたこの論争は、フクロウ種怪人ゴ・ブウロ・グ(37号)人間体役・高尾晃市氏のサイト掲示板において、ご本人が「セミファイナルゲーム」=「ゲリザギバスゲゲル」と明言された(2000/07/16)ことで一応の決着を見た。
 脚本にそう書いてあるのだから動かしようがない。そう思って聞くと「ザギバス」と聞こえる。我ながら現金な耳である(^-^;)

 「ギバス」は、その後作品中で何度も使われているので、「ふぁ」=「ザ」で良さそうである。

 そう考えると、他の外来音表記もある程度の予想が着いてくる。「ふぁいなる」=「ザギバス」の変換は、「ふぁいなる」を「はいなる」という形にしてから変換したものと想像される。「セロファン」を「セロハン」、「ジェネラル」を「ゼネラル」、「テレフォン」を「テレホン」と表記するように、一度、より日本的な表記(これを何というかは調査中)に変えてからグロンギ語に変換すれば良いことになる。まだ想像の域を出ないが、これまでよりは法則性を掴むことができる。

 数詞の変換にはまた別な規則(3文字に揃える,「ぁぃぅぇぉ」=「あいうえお」として処理する)がある模様。例えば「1」は「わん」ではなく「わーん」で「パパン」、「5」は「ふぁいぶ」ではなく「ふあい」で「ズガギ」となる。



グロンギ語の色々なきまり

 いや、そんな堅苦しいものではありませんが・・・最初は文法にしようかとも思いましたが、一つの言葉で括ることができないので・・・
 ここはもう少し整理しないといけませんね

1.話し方
 元の日本語が判りにくいように、意図的に区切り、イントネーションが変えられている場合が多く、当てにならない。それは役者さんに任せられているので、法則性は無いといって良い。また、テレ朝公式サイトには、グロンギ語の対訳が一部UPされているが、区切りの黒点()(実際には赤点(^-^;)の位置が、実際に作品中で話されているものとは異なっている場合も多い。

例1)
 「リンバ・ガヅラデ・デギス。ギゲ・ビ・ト・キョ。」
 (みんな集まっている。東京に行け。)
   ・・・テレ朝公式サイトの記述より

 「リンバ、ガヅラデデギス、ギゲビ、トウキョウ」EP.3バラ=B−1号)
   ・・・実際の放送では、個人差はあるものの、このように聞こえた

例2)
 「ブゾギ!ログ・ゴラゲン・ガンバ・グスジョヂ・パバギ」
 (くどい!もうお前の参加する余地はない)
   ・・・テレ朝公式サイトの記述より

 「ブゾギ!ログゴラゲンガンバ、グスジョヂバ、バギ!」EP.9バラ=B−1号)
   ・・・実際の放送より

例3)
 「ビゲラ・パサズビ・ギブ・グギギ。」
 (逃げ回らずに死ぬがいい)
   ・・・テレ朝公式サイトの記述より

 「ビゲラパ、サズビ、ギブグギギ」EP.10ギイガ=21号)
   ・・・実際の放送より

 「ギブグ、ギギ!ドゾレザ〜ッ!」EP.11EP.12ザイン=22号)
   ・・・実際の放送より


2.語順
 グロンギ語の語順は、通常日本語と同様である。しかし、一部独特の言い回し等があり、翻訳の際に注意が必要となる。

(1)通常の語順・・・そのまま


(2)倒置・・・内容に関わらず使われる。2クール編後半より多用され始めた

 例1)「ボセパデスドン、クウガ!」EP.1グムン=1号)
    [これはべるとの、くうが!]
    「これはクウガのベルト!」

 例2)「ギヅザ、ジラスパ、ゲリザギバス、ゲゲル」EP.23ブウロ=37号)
    [いつは、じまるは、せみふぁいなる、げーむ]
    「セミファイナルゲームは、いつ始まる?」

 例3)「ボンバボグガスビ、ボドダンリント、ケセラセラ」EP.30ガメゴ=39号)
    [こんなのがあるに、ことばのりんと、けせらせら]
    「リントの言葉にこんなのがある。ケ・セラ・セラ(なるようになる)」


3.助詞
 日本語−グロンギ語の変換は、助詞の場合は、また異なったものになる(このページ前半の対応表参照)
 更に、誤訳の可能性もあるが、助詞なのに通常の変換が当てられる場合もある
 特に格助詞「〜の」=「〜ン」の変換は、「〜の」=「〜ボ」になる場合もあり、注意が必要である


 例1)「ギジャバビゴギグスジャヅザ」EP.2ゴオマ=3号)
    [いや なにおいするや つだ]
    「嫌なにおいのする奴だ」

    *これは「〜の」=「〜ン」で、助詞としては通常の変換である


 例2)「ザグ、ガグ、パパンビヂザ、ゼビスバ」EP.6バラ=B−1号)
    [だが、あす、わーんにちだ、できるか]
    「だが、明日1日だ、できるのか?」

    *この場合も「〜の」(準体助詞として扱う場合もある)が「〜ン」と変換されている


 例3)「ゴラゲビゴギグ、リントゾロゾ、ガゴダダザ」EP.10バラ=B−1号)
    [おまえにおいが、りんとどもを、さそっただ]
    「お前のにおいが、リントどもを誘ったのだ」

    *前の「〜の」は通常通り「〜ン」と変換しているが、後の「〜の」(準体助詞)は「〜ボ」と変換している


 例4)「ボンバグガスビ、ボドダリント、ケセラセラ」EP.30ガメゴ=39号)
    [こんながあるに、ことばりんと、けせらせら]
    「リントの言葉にこんなのがある。ケ・セラ・セラ(なるようになる)」

    *この場合、前者の「〜の」も助詞(準体助詞。意味上は名詞にあたる)だが「〜ボ」と変換されている


 例5)「ギビデダ?クウガ」EP.19ギノガ=26号)
    [いきてた?くうが]
    「生きてたの?クウガ」

    *この場合の「〜の」は終助詞で「〜ボ」と変換されている
     この使い方は多分これ1回きりである(怪人があれ(^-^;)だから)


 必ずではないが、「〜のだ」「〜のが」のような(準体助詞として扱われる)場合は、
 「〜の」=「〜ボ」と変換することも多いようである


 更に「〜んの」となる場合の変換は、未だに確定し切ることはできない

 例6)「ザブギンウガヅシブシャ、メギイガギギビバデスババ」EP.9ギイガ=21号)
    [はくぎんのさつりくしゃ、めぎいがぎ(し?)にかてるかな]
    「白銀の殺戮者、メ・ギイガ・ギ(氏?)に勝てるかな?」

    *この場合「〜んの」に相当する部分が「〜ンウ」と聞こえる
     「〜ンン」(本来の「〜んの」の変換)と言おうとして「〜ンウ」と言ってしまったのか
     実際に「〜ンウ」と言うのかは、公式回答を待ちたい

     この台詞については、前半部分を「ザブギン(ウ)ガヅシブシャ」(白衣の殺戮者)と解釈する見方もあったが
     (ウ)の説明が付けられないこともあり、現在は「白銀の〜」と解釈するのが一般的である
     後半の「〜メギイガギ〜」の解釈も
     「ビゲサセバギ」(逃げられない)(EP.15ギャリド=24号)のようなものなのか
     「メ・ギイガ・ギ氏」なのか、解釈が分かれており、色々と謎が多い台詞である
     本筋とはあまり関係ないところであるが・・・

     実例がこれともう1つしか無いとはいえ、あまり適当な例ではなかったかも知れない m(_ _)m


 例7)「ゴセビガダスドパ、グンボパスギジャヅザ」EP.30ガメゴ=39号)
    [おれにあたるとは、うんのわるいや つだ]
    「俺に当たるとは、運の悪い奴だ」

    *この場合「〜んの」に相当する部分が「〜ンボ」と変換されている


 「〜んの」に相当する変換については、実例がもう2〜3欲しいというのが正直なところである


 

・・・一応、情けないですが言い訳しておきます・・・

  偉そうなことを書いたものの、このページの制作者(stone)の語学力はたかが知れており、
 この項の作成も国語辞典と首っ引きという状態です。

  間違い等あるかも知れませんが、普段にも増して寛大なお心でお叱りのメールをいただけると幸いです。 m(_ _)m



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